食の思い出♪

富士宮市のコーヒー教室「すろーたいむ珈琲」&
ドトールコーヒーショップEneJet富士宮バイパス店
バリスタ＆マイスターの岡村くみこです。

私が食いしん坊だからかもしれないけれど
食べ物の温かい思い出が多いです。

幼稚園の時に、停まっている軽トラから落ちて頭を打ち
東大病院に検査入院中
父が口に運んでくれた砂糖をまぶした夏みかん。
とっても美味しかった❗️
(父と叔父が、私をたんかに乗せて電車で東京へ)

小学生の時に高熱が出て、2階で寂しく寝ていた時
大好きなカステラを父が箱ごと置いて行ってくれたこと。

中学生の頃は、学校から家に帰るとすぐに
何か美味しいものはないかと、座り込んで冷蔵庫を覗いていた私。
妹に笑われてた…

短大の食物科へ進みました。
何でも美味しくてコロコロと太っていました。

結婚してからは40年程、殆ど3食の食事を作っていたこと。
昼食を作るのが結構負担に感じていました。
(日曜の昼食はなし)
結局、今もだけれど…



入院して余命の少ない父を家にいさせてあげたくて
婦長さんから「覚悟はできていますか!」と言われたけれど
あまり深く考えもせずに連れ帰ってしまい
消化の良い食事を一生懸命に作ったこと。
父が「うまいなぁ」と言ってくれた笑顔を思い出します。
父は5ヶ月間をわが家で過ごしました。
今思うと、濃くて幸せな時間でした。

そんな中で、ドトールでコーヒーに出会い
コーヒーのことを詳しく知りたくなって、懸命に学びました。

食は私に一杯の温かな思い出を与えてくれました。
続けることの大切さも教えてくれました。

大切な人から受けた食と共にあった温かな思い出。
私も喜んでもらえるような物を提供できるように
今も心を込めて作っています。